バイオファーマ事業
自己免疫疾患とがん領域におけるエンドツーエンドの提供
バイオシミラー医薬品と革新的なバイオ医薬品からなる当社のパイプラインは、既に上市済みの医薬品から開発段階の候補物質まで充実したものとなっており、さらに拡張を続けています。免疫・腫瘍・血液・骨粗鬆症の各分野をターゲットとするポートフォリオの拡大により、当社は世界中のより多くの患者さんや医療従事者が、生物製剤へのアクセスが容易となることを目指しています。当社の高品質で安全な治療薬は、患者さんと医療従事者にソリューションを提供し、患者さんのケアと生活の質の向上に大きく貢献します。また、患者さんや医療従事者の方々をサポートする包括的な患者支援プログラム「KabiCare®」も提供しています。
当社はまたCDMO事業を運営しています。数々の先端的なプロジェクト実績に裏付けされた専門性を基に、バイオ医薬品および高分子量タンパク質の開発・製造の受託サービスにて、パートナー製薬企業様の事業に貢献しています。
私たちは、患者さんの生活の質を向上させるとともに、世界の医療制度の負担を軽減するために、代替医薬品へのアクセスを提供することを約束します。
Dr. Michael Schönhofen, President Fresenius Kabi Biopharma
慢性疾患の患者さんが手頃な価格で質の高い医療を受けられるようにすることは、フレゼニウスカービのミッションの柱であり、当社がバイオシミラーに対して長期的なコミットメントを行っていることがその証です。当社のバイオ医薬品のノウハウとグローバルなリーチを、フレゼニウスカービが長年培ってきた伝統と融合させることで、患者さんの治療・療養生活を劇的に変える可能性がある医薬品を、それを必要とする人々の手に届けることができるのです。
私たちは、製品パイプラインを継続的に拡大し、世界中のより多くの市場でバイオシミラーの上市を実現するとともに、製造・供給・販売能力を最適化するためのエンド・ツー・エンドの統合を、パートナー企業と一緒に推進しています。それらを通じて、私たちは世界中で信頼されるバイオ医薬品のパートナー企業になることを目指しています。
バイオシミラーについて
バイオシミラーとは、先行のバイオ医薬品の特許が切れた後に、同等・同質の品質、安全性・有効性をもつとして提供される後発薬です。当社の拡大するバイオシミラー医薬品ポートフォリオは、炎症性疾患と免疫疾患、およびがん領域に重点を置いています。
これらの治療領域において、当社はさまざまな開発段階にある複数の候補物質を有しており、生物学的療法における継続的なイノベーションへのコミットメントを、引き続き強化してまいります。私たちは、より多くの患者さんにとって大きな負担なく先進治療を受けられるようにし、医療制度のコスト負担軽減に貢献することを目指しています。
私たちは、ヘルスケア市場におけるバイオシミラーの重要性を真に理解しています:この理解こそが、私たちのコミットメントの原動力なのです
Tanja Greve, Executive Vice President CFO Biopharma